Academic Classification and Scholarly Characteristics of Negotiation Studies' - Negotiation Classification as An Academically Systematized Knowledge- 「交渉学の学問分類と研究特性 」～交渉学 を 体系化された 学問 分野の 一つ とする ために～

Japanese Abstract: 要旨：本論 は、 「交渉学」の学問分類と 研究分野の分類、そして交渉学研究の特性についてまとめた 研究 報告である。 第 2 章 において 日本、米国、 英国 の 三ヵ国の学問分類における 「 交渉学 」 の 分類状況 を調査し たところ日米 二カ国 の学問 分類 に 「交渉学」 が含まれていない事実を確認 した 。 第 3 章で は 、 本来 「 交渉学 」が含まれるべき 日本における 学問分類 の 考察 を行った （考察 1 。 更に これまで定義が曖昧であった 「交渉学」の下位概念 となる 研究 分野 について 、日本交渉学会誌に掲載された 全論文 200 論文 の分類 作業 を通して 、 あるべき 分類の 考察を行った （考察 2 。 第 4 章 では、 交渉学研究者の研究指針に資するため 、 学術研究 の推進 に 必要な 交渉学 研究 の 特性について 、 文部科学省の 研究特性 ( を 参考 に筆者の私見 を まとめた。 本論によって 、 「 交渉学 」 の 学問 分類、 交渉学研究の方法 、研究成果の 評価及び説明の指針を 明確に示 した 。